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世界の果てとエンドレスワンダーラスト

ホテル宿泊記・ヒコーキ搭乗記・世界放浪旅行。Hotels, Stays, Airlines, and Trips All Around the World.

エレメント蘇州サイエンス&テクノロジータウン・宿泊記/Element Suzhou Science and Technology Town

この日はSPGホテルのなかでも難所(!?)と言われる、蘇州にあるエレメントホテルに遥々足を運んできたのでレポートしておきたい。

今回このエレメントホテルに行くきっかけになったのは、先日も触れた(ウェスティン東京)、SPGのブランド制覇プロモ攻略の一環である。SPG所有の11ブランドのうち、シェラトンウェスティンセントレジス、フォーポイント、トリビュートポートフォリオは日本に現存するが、それ以外は日本国外に出なければならず、なんとエレメントに限ってはアジアでは中国のここ蘇州のみという現状になっている。2016年10月に広東省仏山に開業予定、2017年2月にはクアラルンプールに開業予定だが、そんなのは待っていられないので今回は思い切って行ってみることにした。

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↑アロフトやウェスティンも増え、だいぶブランドが埋まってきた。何が何でも達成しちゃる。

ということで、エレメントとは日本では聞き慣れないブランドであるが、簡単に言うとウェスティンの廉価版ホテといったところだ。正式にはelement BY WESTINと名乗っており、無料の朝食が付き、部屋には簡易キッチンが備えられ長期滞在にも向くホテルとのこと。長期の旅行に出掛けづらい日本人にはあまりピンとこないが、富裕な欧米系には受けるのだろう。
(「エレメントについて」http://www.starwoodhotels.com/element/experience/index.html)

蘇州については言わずもがな、中国・上海近郊の風光明媚なであり、「東洋のヴェネチア」とも呼ばれる観光都市である。市内には運河や湖が点在し、夜のライトアップされた運河は観るにも歩いて巡るのにも最適だ。上海からは高鉄で30分ほどの距離で、私もホテル滞在中に夜の運河に行ってきた。
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↑昼より夜のほうが断然オススメ。

さて肝心のエレメント蘇州についてだが、実はこのホテル、市内中心部からは無茶苦茶離れたところに立地しており、蘇州のなかでも観光とは無縁な新興工業地区まで行かなくてはならない。蘇州には地下鉄が2本走っているのだが、どの駅からもタクシーか地元の路線バスを使わねばならず、蘇州駅からタクシーだと70元ほどらしい。これがSPGホテルの”難所”と言われる所以。うーん、これだとホテルに着いてからは外に出られないし、何か良い方法はないか・・と探したところ、蘇州のニュータウンには最近トラムが開業したらしく、そのトラムの駅からは徒歩すぐとのTripAdviserのレビューが。これは!!ということで高鉄蘇州駅からホテルまで全部公共交通を使ってチャレンジすることに。

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上海駅から蘇州駅までは高鉄(中国の新幹線)を使って最短30分足らず。Ctrip手配で手数料込みで日本円で片道約1000円。

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高鉄の蘇州駅と地下鉄の蘇州火車駅は同一の駅。2号線で蘇州火車→広済南路→1号線に乗り換え→蘇州東園(英語でSuzhou Amusement Park)というルート。

蘇州のトラムはこの駅が始発になっており、現在1号線のみ営業中。
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(http://www.whatsoninsuzhou.com.cn/EventsDetail.asp?IDs=488から転用)

エレメントホテルの最寄りは「嘉陵江路(Jialing Jiang Lu)」駅、そこまではトラムに乗りっぱなし。

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ということで、意を決してトラムに乗ってみる。万が一迷ったら中国語話せないしシャレにならないのだが・・大丈夫でしょうということで。

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トラムは新型なのでびっくりするくらい清潔。乗り心地も悪くない。

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蘇州市街→住宅地→オフィス街?→どでかい公園などのそばを通り、40分くらいだろうか? 最寄り駅まで到着。

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最寄り駅「嘉陵江路」の周囲はこのように新興住宅地になっており、新しくて高級そうなマンションが立ち並ぶニュータウンといった趣。中国人の知人いわく蘇州は治安が良いそうで、蘇州のなかでもこのあたりは中国っぽくないでしょ!きれいだよ!とのこと。ただまぁ、昼も夜も人が疎らすぎて、もしやこれもゴーストタウンか?とw

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駅を出て乗ってきた進行方向とは逆に歩くと、おおおぉ!エレメントが見えた。
ちなみに新しいホテルのためGoogle Mapには載っておらず、中国の百度地図でないと確認が取れないので要注意。漢字だと「源宿酒店」(そのまんまやん!)。中国ではGoogleが2015年にサービスを停止したため、百度地図が一番正確なんだとか。

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ということで無事エレメントに到着。タクシーで来るよりも、地下鉄3元+トラム3元=6元に抑えられた。中国の交通機関はお安くて本当に助かる。

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フロントでささっとチェックイン。フロントスタッフはちゃんと英語が通じます。

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6階中の5階に部屋はアサイン。

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まぁ部屋の印象としては、写真通りというか何というか・・確かにウェスティンをこざっぱりさせました、という感じ。

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新しいホテルなのでデスクも至極きれい。マルチプラグや急速充電のUSBがあるあたり、新規ホテルらしくて便利だなと。

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ちゃんとコンセプト通り簡易キッチンも付いている。ただ・・・食材を買うところも周囲に見当たらないし、電子レンジだけだと実質調理するのは難しいのではないか?と疑問がよぎってしまうw

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こんなふうにコーヒーなら淹れられる。

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廉価ホテルなのにバスローブがあるのは好印象。廉価とはいっても550元くらいしたのだが・・w

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カードキー。

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水回りも至極清潔。バスタブがないのは残念だが・・海外だと1万円出さないとバスタブは付かないですな。

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シャンプーのブランドは、ん?Pharmacopia? まさか新宿のハイアットリージェンシーと同じなのだろうか?

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部屋の窓からの眺め。ニュータウンの外れなのでほんとに何もない。

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物珍しく館内も散策。こちらはエレベーターホール。

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エレメントには「リストア」という簡易なコンビニのような売り場が設置されている。このホテルは辺鄙すぎて、品物は申し訳程度に置いてある。


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もうね、ロビーラウンジも誰もいないんですw 照明すら点いていないし。

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長期滞在向けなんでか、小さなライブラリーも設置がある。

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もちろん置いてある本は中国語オンリー。ピケティの資本論なんかもw

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プールも小ぶりながらあります。

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夕方から夜は蘇州観光に出掛け、ホテルに帰ってきて、夜間の部屋はこんな感じに。ザ・シンプルモダン

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エレメント独自で面白いなと思ったのは、このテレビ。飛行機のエンタメシステムのように映画や音楽、現地の天気や観光情報・為替情報なんかも見られる。

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夜更かししていたら寝坊してしまい、朝食は10時までのところ起きたら9時45分w
急いで着替えて朝食会場に行ったらギリギリで入れてくれた。

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片付けが始まっていたので残っていた料理しか取れなかったが、一通りの料理が揃ったフルビュッフェとなっていて、ホリデイ・イン・エクスプレスなんかの料理よりはまずまずかと。

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閉店後なんで誰もいないが写真撮影には好都合?w


この日はせっかくだが17時の高鉄を予約してあるので、12時前にチェックアウトした。
結論的には、うーんこのホテル、せっかくハードは良いのに場所があまりに辺鄙すぎて勿体無いの一言に尽きると感じた。トラムが開通したのでまだましではあるが、正直、どんな需要を当て込んで建てたんだろう?というような場所で、予約もあまり入っていないのか館内ではあまり宿泊客を見かけなかった。こればっかりは言ってもどうしようもないのだけど。
ただしハードは良いので、日本人街もある蘇州のこの近辺に仕事で行かれる方は、一見の価値はありかもしれません。