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世界の果てとエンドレスワンダーラスト

ホテル宿泊記・ヒコーキ搭乗記・世界放浪旅行。Hotels, Stays, Airlines, and Trips All Around the World.

アスターホテル・ラグジュアリーコレクション天津・宿泊記(前編)/The Astor Hotel, A Luxury Collection Hotel Tianjin

今回は初のラグジュアリー・コレクション(以下ラグコレ)、初の中国本土での高級ホテル滞在体験について取り上げたいと思う。

さて、ここ天津は中国に4つしかない直轄市の一つとなっており、北京からは高速鉄道で30分程度、高速バスで2時間半程度の道のりである(約80km)。近年爆発事故があったことが記憶に新しいが、中国においては北京、上海、重慶に並ぶ大都会というわけだ(ただし北京よりだいぶもの静かな印象)。

そんな天津であるが、実はここは隠れたホテル天国とも呼ぶべきか、名だたる高級ホテルに東南アジア並(場合によってはそれ以下で)の価格で泊まれてしまうのだ。そんな天津のこと、私もホテル予約の段階で迷いに迷い最終的にこのラグコレに辿り着くことになったことを最初に述べておきたい。

実は当初は、「リッツカールトン・天津」に泊まろうと考えていたので予約までしてしまっていた。某ブログで見たその優雅な佇まい、内装、サービスに完全に一目惚れし、中国旅行初日の景気付けにも良いなと思い即座に予約してしまったのだ。
(リッツカールトン・天津のレビューはこちら→https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g311293-d4611574-Reviews-The_Ritz_Carlton_Tianjin-Tianjin.html TripAdvisorでは天津で評価No.1である)

しかしその後、天津のホテルをよくよく調べてみると、ウェスティンセントレジス、シャングリラなど5つ星ホテルが1万円台で泊まれると知り、優柔不断で浮気症な私は迷いのドツボにはまってしまった。

たとえば、セントレジス天津は観光名所のすぐ近くと立地がよく、セントレジスにしては破格の700CNY~くらいから料金を出している。しかも開業間もないので内装はピカピカだ。バンコクですら2万円は下らないセントレジス、うーん泊まってしまおうかとも思ったが、バトラー付きだのドデカい部屋なんかはまだ私には早いかな?と思い却下。
(セントレジス天津:http://www.starwoodhotels.com/stregis/property/overview/index.html?propertyID=3200&language=en_US)

次にシャングリラ。こちらも某ブログで知ったのだが、新しいホテルだがホスピタリティやハード面は素晴らしく、ラウンジアクセス付きで予約しても2万円ちょっと。北京に早朝便で到着してバスで天津へ移動してからの滞在なので、アーリーチェックインにも対応してくれそうで昼食代わりをホテルで摂れそうかな、しかもこれでシャングリラ初体験!と思い、実はここも一度は予約してしまった。しかし、よく考えたら、夕方からはどうせ観光に出掛けるだろうし、朝はラウンジより種類が多いレストランビュッフェに行ってしまうだろうなー、となりこちらも残念だがキャンセルさせていただくことに。
(シャングリラ天津:http://www.shangri-la.com/jp/tianjin/shangrila/)

さて、前置きが長くなってしまったが、最終的に決定したのが本題のラグコレ天津である。

決め手はその内装の優雅さだ。リッツも建つ天津の疎開地区にあり、100年以上の歴史を有する建物をリノベーションして使っているそうだが、写真で見る限りは古き良き英国風の装飾そのもの。クラッシックホテル好きの私はこれまた一目惚れしてしまい、料金もリッツの2/3程度で済むので、最安値の部屋の朝食付きで予約した。

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天津のバスターミナルから路線バス、地下鉄を乗り継ぎ、最寄り駅である「小白楼」で下車。(後でわかったのだが、3号線のシャングリラ直結「大王庄」駅のほうが若干近いのでこちらのほうが便利。)
地上に出るとすぐに摩天楼の数々。こういうのを見ると、中国の大都市はほとんど日本と変わらないなーと思ってしまうのだが、成長著しい中国も実はゴーストタウン化している都市も多く、天津もその一つらしい。そんな雰囲気はないんだけどな?天津郊外に行けばゴーストマンションのような物件が見れるのかもしれない。

そこから徒歩10分くらいだろうか、租界地区に向けて歩く。
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租界地区は小奇麗に清掃されており、中国においてだが何だかヨーロッパの都市に迷い込んでしまった雰囲気へとガラリと変わる。古い教会の前で中国人カップルが結婚写真?を撮ってたりして、天津においても他とは違う地区であることがわかる。

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さらに歩くと、公園の向こうにリッツが見えてくる。あれがリッツか、随分デカいなーと思いながらも、某氏の言葉通り「中世の城」を思わせる迫力がある。

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リッツの前を横切ったところに今日のお宿、ラグコレ天津は佇んでいる。リッツよりは迫力にかけるけど、こちらの内装も立派なはずだ。期待を胸に外観を数枚撮影。

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門構えも格調高くていいなー。まるでロマン派時代の上流階級のみぞ入ることが許されたサロンみたいだ(完全に酔っている)。後で知ることになるのだが、こちらは裏門で、メインの入口はちょうどこの反対側にあるので注意されたし。

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扉を開けて中に入ると、早速公式サイトで見たクラシックなロビーが。これがあのロビーね、ただただ美しい。これを見ただけでも天津に来た甲斐があったなーと。

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期待通りの雰囲気の良さに感動してしまい、チェックインを忘れ館内撮影に没頭。というか、どこを探してもレセプションが見当たらないのだが・・? しかし素晴らしい内装だ。ここのホテルは間違いなく当たりだと確信を強める私。

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さらに歩き進めると、今度はホールのようなカフェラウンジの横を通る。ここのカフェも素晴らしいな、廊下がなんだかエミレーツパレスで見たような中東っぽさを感じる造りだし、噴水まであるし、あそこでお茶してぇ。。と思いながらもレセプションを探す。

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やっとこさレセプションがあるメインロビーに到着。しかし往路のフライトからほぼノー睡眠で来たので疲れた。ここでレセプションで更なる仕打ちが。なんとデポジットに2000元(≒33000円)よこせと言われる。いやいやいや、さすがにそんな手持ちはないし、ここでカード切って万が一すぐに返金されなかったら嫌だし、ということで交渉して1万円+料金後払いのところ全額料金前払いにしてもらうことで、チェックインが成立。
自分はまったくの勉強不足で知らなかったのだが、中国の高級ホテルでは宿泊料金の約2倍のデポジットが必要なのだそうだ。んー去年中国行った時は安宿利用だったからデポジットなんてなかったし、これには面食らった。(なお、上記のようにデポジットの額は交渉次第で減額できることが大半なので、私のような貧乏旅行者は必須。w ちなみに、カードで支払うことも大抵は可能だが、課金されてしまい返金を待たなければいけないときがあるそうなので現金のほうがオススメ。高級ホテルなら日本円でも受け取ってくれる。)

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ちょっと無愛想で荷物を持ってくれないポーターに連れられ、無事部屋に入る。
今回アサインされたのは最安値の予約通りのHeritage Room。これでも広さは一人には十分で、旧館のクラシックな内装は味わえるし最高。。。なのだが、一つ残念なのは1階だったこと。SPGアカウント上ではRoom Preferenceを「高層階」にしてあるのだが…まあ希望通りの13時にアーリーチェックインさせてくれたし、仕方がないか。

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眠い目を擦りながら部屋の写真を一通り撮影。独立のワークデスクがある部屋って、考えてみたらプライベートでは初めて泊まったかも?インタコ横浜でも壁と一体だったし。部屋のランプと言い、ベッドと言い、なんだか自分が貴婦人にでもなった気分になる調度品ばかりで眠いながらもテンションが上がる。(お姫様ベッドが日本のファッションホテルのようでそこに男一人?という感じもしなくもないがw)

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無料ウォーターやグラスなども一通り揃っており、ちゃんとしたホテルという印象だ。エスプレッソマシンが何回試してもうまくコーヒーを抽出できなかったのだが・・。こういうのって素直にホテルに聞くべきなんだろうけど、英語が不得意な中国人相手に聞くのが睡眠不足の私には面倒で、粉コーヒーで我慢。(ついでにコーヒーのパックの一つが開封済みだし、この点はダメ。)

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次に水回り。うーん、浴室も雰囲気たっぷりですな、本当にここはカップルで来たら最高だろうなと思う。バスタブも十分大きいし深いし、湯量もたっぷり出る。アメニティはREMÈDEという聞いたことのないブランド(後から調べたら、セントレジスでも使われている高級アメニティらしいが、詳細は不明w)。通常のアメニティの他に、ソーイングセットやマウスウォッシュまであるところがちゃんとした高級ホテルなんだと思わせてくれる。

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一通り部屋の写真を撮り終えると、デスクでマイスマホSIMロック脱獄と香港製中国移動のSIMカード接続に挑む。格闘すること小一時間・・・無理!! ネットで検索して(Googleは接続できないのでYahoo!経由なのがこれまた面倒)何度も試すも、SIMフリー化できるというICチップでは脱獄できなかった。しかしここで無料のVPNサービスを発見し、なんとかそれで日本のサーバーを経由してGoogleやLINEが使えるようになったので、ここで一眠りすることに。日本から24時間以上寝ていないので、しばし休息である。

後編へ続く。